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こんにちは、中の人です!
幅広・甲高の方がご自身の足に合っていないスキーブーツを長時間履いていると、足の外側や甲の部分が窮屈になり、足へ負担がかかってしまいますよね。
そこで今回は、メンズ用の幅広・スキーブーツの選び方やおすすめなモデルについて、ご紹介していきますので、ご参考にしてください。
この記事でわかること
- スキーブーツの選び方
- おすすめな「幅広スキーブーツ」のモデル
スポログ中の人
スポーツ用品店に勤めて7年以上の著者が、なるべく多くの方のお役に立ちたいと考え、当サイトを立ち上げました。 これまで培ってきた経験と知識を活かし、読者の方のためになるような情報を発信してまいりますので、よろしくお願いいたします。
目次 非表示
スキーブーツの選び方
まず始めにスキーブーツの選び方からご紹介していきます。
スキーブーツを選ぶ際には、次のポイントから選びます。
- 足幅サイズから選ぶ
- 足長サイズから選ぶ
- メーカーから選ぶ
- 対応地形から選ぶ
それでは、順番に解説していきます。
足幅サイズから選ぶ
スキーブーツの幅はラスト幅と呼ばれ、一般的に以下のような基準で分類されます。これはブーツの前足部分(母指球の幅)の広さを指し、単位は通常「ミリメートル (mm)」です。適切な幅を選ぶことで快適さやパフォーマンスが向上します。
96~98mm | 狭いラスト (Narrow Last) 競技用ブーツやハイパフォーマンスモデルに多く、足が細い人や高精度なフィット感を求める方向け |
99~101mm | 中間ラスト (Medium Last) 多くの一般スキーヤー向けで、バランスが良く、快適さとパフォーマンスを両立 |
102~106mm | 広いラスト (Wide Last) 足幅が広い人向けで、初心者用ブーツやリラックス重視のモデルに多い |
足長サイズから選ぶ
メンズ用のスキーブーツは、「約23.0cm~30.0cm(0.5cm刻み)」までのサイズがあります。
また、足のサイズを選ぶ際には、足の実寸サイズ+1cmを目安に選びましょう。
競技志向ではない方がピッタリなサイズを着用すると、1日の途中で足が痛くなり長くスキーを楽しめなくなる可能性があります。そのため、「少し大きめなサイズ」がおすすめです。
メーカーから選ぶ
幅広スキーブーツを展開しているおすすめなメーカーは、次の8社です。
- ATOMIC(アトミック)
- SALOMON(サロモン)
- TECNICA(テクニカ)
- NORDICA(ノルディカ)
- HEAD(ヘッド)
- LANGE(ラング)
- K2 (ケーツー)
- FISCHER(フィッシャー)
それぞれのメーカーによる特徴をご紹介していきます。
アトミックはオーストリア発のブランドで、競技用からレクリエーション用まで幅広いラインナップを持っています。テクノロジー重視で、軽量化とフィット感を追求する「Memory Fit」が特徴です。全地形に対応するモデルが多く、日本市場向けの調整も施されています。
アトミックの幅広スキーブーツは、Hawx Magnaシリーズ が「Wide Fit」として有名で、足幅が102~104mmに対応しています。
サロモンは、フランスのブランドで、快適性とパフォーマンスを両立。特に熱成形可能なカスタムシェル技術が高評価です。「S/PRO」シリーズなど、初心者から上級者までの幅広い層に対応するモデルが揃っています。
サロモンの幅広スキーブーツは、S/PRO SUPRAシリーズ や、SELECTシリーズが「ワイドモデル」を展開しています。
テクニカはイタリアのブランドで、競技者向けから一般スキーヤーまで幅広く対応しています。「CAS(Custom Adaptive Shape)」技術によりカスタマイズ性が高く、足の形状に合わせて調整可能。高い保温性と履き心地も魅力です。
テクニカのサッカースパイクは、MACH HVシリーズ が甲高・幅広の足に対応しています。
ノルディカはイタリアの老舗ブランドで、競技スキーの伝統と快適性を両立。「Speedmachine」シリーズは高いパフォーマンスと快適性を兼ね備え、初心者からエキスパートまで満足できるラインナップが充実しています。
ノルディカの幅広スキーブーツは、SportmachineシリーズやCruiseシリーズが「幅広モデル」として展開されています。
ヘッドはオーストリアのブランドで、競技志向の「Raptor」シリーズから初心者向けまで対応。軽量性を追求しつつ、エネルギー伝達効率が高い設計が特徴。全地形対応モデルもあり、日本市場向けフィットのモデルも展開。
ヘッドの幅広スキーブーツは、EDGE LYTシリーズやFORMULA HVが「幅広モデル」として展開されています。
ラングはフランス発のブランドで、正確なフィット感と高いパフォーマンスが特徴。スキーヤーの足型、スキースタイルと完全に「フィット」するブーツを提供するため、50以上の豊富なランナップが販売されています。「RS」シリーズなど競技用モデルに強みを持つ一方、「LX」シリーズなど快適性を重視したモデルも展開。初心者からプロまで幅広い支持を集めています。
ラングの幅広スキーブーツは、LXシリーズが「幅広モデル」として展開されています。
ケーツーはアメリカのブランドで、革新的なデザインと快適性が特徴。特に「BFC(Built For Comfort)」シリーズは初心者から中級者に最適。ツアースキーやバックカントリー用のモデルも豊富で、多様なニーズに対応しています。
ケーツーの幅広スキーブーツは、BFCシリーズが「幅広モデル」として展開されています。
フィッシャーはオーストリアのブランドで、競技スキーの分野で特に有名。「RC PRO」シリーズなど、精密なフィット感と軽量性を兼ね備えたモデルが特徴。バックカントリーやクロスカントリースキーにも強みを持っています。
フィッシャーの幅広スキーブーツは、RC PRO HVシリーズやRANGER HVシリーズが「幅広モデル」として展開されています。
メーカー選びに迷った際は、スキー場のレンタルブーツとしての実績があり、初級者から競技者まで幅広くカバーしている サロモンかアトミックがおすすめです。
フレックスから選ぶ
スキーブーツにはフレックス(硬さ)が基準として設けられています。フレックス値には以下の特徴があります。
フレックス値が低い (柔らかい)
- 初心者に最適: 操作が簡単で許容範囲が広い
- 快適性が高い: 長時間の使用でも足が疲れにくい
- 足首の自由度が高い: 自然な動きで滑れる
- 低速や整地向け: 柔らかさが安定感を提供
- 寒冷時に硬化しやすい: 温度で柔軟性が変化する場合がある
フレックス値が高い (硬い)
- 上級者向け: 技術的な操作が求められる
- パワー伝達が正確: 高速滑走や急斜面で安定性が高い
- 競技やハードな滑り向け: 高い剛性でエネルギーロスを最小限に抑えられる
- 足首の動きが制限: タイトなフィット感
- 寒冷時にも剛性が保たれる: 温度変化の影響を受けにくい
対応地形から選ぶ
スキーはスキーをする場所や状況に応じて対応しているブーツが違います。それぞれの地形に適したスキーブーツの種類があります。
モデル名称 | 対応地形 | 特徴 |
---|---|---|
デモ・エキスパートモデル | ゲレンデ | 競技志向のスキーヤー向けで、高い剛性と正確なパワー伝達が特徴。スピードや急斜面での安定性を重視し、タイトなフィット感が求められる。 |
オンピステモデル | ゲレンデ | 整地されたゲレンデでの滑走向け。中程度の剛性で快適性とコントロール性を両立。初心者から上級者まで幅広く対応する汎用性が特徴。 |
フリーライド・ツアーモデル | ゲレンデ / バックカントリー | 未整地やバックカントリー用。軽量設計とウォークモード搭載で移動性が高い。耐久性と保温性も重視される。 |
フリースタイルモデル | ゲレンデ / パーク | ジャンプやトリック向けで柔軟性に優れる。着地時の衝撃吸収性を重視し、スキー場のパークやストリートでの使用に最適化されている。 |
目的や滑走スタイル、行く場所に応じてスキーブーツを選ぶようにしましょう。
「幅広スキーブーツ」おすすめ6選
それでは、まず始めにおすすめな幅広スキーブーツをランキング形式で6つご紹介していきますので、ご参考にしてください。
テクニカのMACH BOA HV 110GWは、ラスト幅103mmと大きく、かつBOAクロージャーシステムを採用しています。幅広タイプなので快適な履き心地、BOAクロージャーにより、ロアシェル全体がしっかりと締まり、1日中快適に過ごすことができます。
かかと部分に「GEL technology」を採用することにより、地面からの衝撃を緩和し、足への負担を軽減します。
サイズ | 24.0~32.5cm |
ラスト幅 | 103mm |
フレックス | 110 |
カラー | ブラック |
重量 | 約1820g(片足26.5cm) |
対応地形 | オンピステ |
ヘッドのEDGE 110 HV GWは、初中級の方から高齢の方まで多くの方に支持されている人気のモデルです。102mmラスト採用でゆったり履くことができます。足の甲の周りに柔らかい素材を使用しているため、手を使わずに簡単に履くことができます。また、ウォークモードも搭載されているため、駐車場やレストハウスで快適に過ごすことができます。、
HEADの独自技術である3D パーフェクト フィット EVO ライナーは解剖学的に足の形状にフィットします。
サイズ | 25.5~30.5cm |
ラスト幅 | 102mm |
フレックス | 110 |
カラー | Anthracite |
重量 | 約1880g(片足26.5cm) |
対応地形 | オンピステ |
ケーツーのBFC 100 BOAは、幅広甲高で悩むスキーヤーの為のブーツです。最大103mmラスト幅が一日中快適な履き心地でのスキーをサポートします。
2025モデルから登場したBOAモデルは着脱が簡単になりフィット感も増しています。
サイズ | 24.0~29.5cm |
ラスト幅 | 102 |
フレックス | 100-103 |
カラー | Black, White, Beluga |
重量 | 約1890g(片足26.5cm) |
対応地形 | オンピステ |
第4位【ラング】LANG LX 100 HV GW エルエックス 100 HV GW
ラングのLX 100 HV GWは、オールマウンテンモデルの中でも、重量が軽く、履くときの力も少なく済むモデルです。ブーツラスト幅が102mm設計なため、ハイボリュームの足型の方でも快適に履くことができます。
ラングのブーツには二つの硬さの樹脂を使用した独自技術のデュアルコアを搭載しています。高い伝達性とリバウンド性、一貫性のあるフレックスを実現してくれます。
サイズ | 24.0~31.5cm |
ラスト幅 | 102mm |
フレックス | 100 |
カラー | Pewter Grey Neo Orange |
重量 | 1700g(片足26.5cm) |
対応地形 | オンピステ |
第5位【サロモン 】SALOMON SELECT HV 100 セレクトハイボリューム100
サロモンのSELECT HV 100 は、瞬時に足にゆったりとしたフィット感を与えるこのブーツに活かされています。オートストレッチライナーが足の周りをぴったりと包み込み、シェルの形状があらゆるターンで安定したパワー伝達を確保します。
SALOMONが開発したオートストレッチライナーが足の周りをぴったりと包み込み、シェルの形状があらゆるターンで安定したパワー伝達を確保します。
サイズ | 24.5~30.5cm |
ラスト幅 | 100-103mm |
フレックス | 100 |
カラー | ブラック |
重量 | 1950g(片足26.5cm) |
対応地形 | オンピステ |
第6位【アトミック】ATOMIC HAWX MAGNA 100 GW ホースマグナ 100 GW
アトミックのHAWX MAGNA 100 GWは、ボリューム感のある102mmラストとミディアム100フレックスの組み合わせにより、十分なスペースとサポート性を両立させたオールマウンテンアルペンスキーブーツです。
ホースマグナ100GWはATOMICが開発したアダプティブ・フィット・システム(AFS)カフ機能があり、カフのボリュームを増やしフィット感を挙げることができます。
サイズ | 24.0~30.5cm |
ラスト幅 | 102mm |
フレックス | 100 |
カラー | ブラック×レッド |
重量 | 2004g(片足26.0cm) |
対応地形 | オンピステ |
HVとは「Hight Volume (ハイボリューム)の略で、GWとは「GRIP WALK(グリップウォーク)」の略です。
ランキング | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 | 第6位 |
---|---|---|---|---|---|---|
【メーカー】 商品名 | 【テクニカ】 MACH BOA HV 110GW | 【ヘッド】 EDGE 110 HV GW | 【ケーツー】 BCF 100 BOA | 【ラング】 LANG LX 100 HV GW | 【サロモン 】 SELECT HV 100 | 【アトミック】HAWX MAGNA 100 GW |
画像 | ||||||
楽天価格 (’24/12/06時点) | 78,210円 | 66,000円 | 73,200円 | 63,300円 | 49,800円 | 59,746円 |
ラスト幅 | 103mm | 102mm | 100-103mm | 102mm | 100-103mm | 102mm |
サイズ | 24.0~32.5cm | 25.5~30.5cm | 24.0~29.5cm | 24.0~31.5cm | 24.5~30.5cm | 24.0~30.5cm |
軽量性 | ||||||
フレックス | やや硬め | やや硬め | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 |
詳細 | 楽天 | 楽天 | 楽天 | 楽天 | 楽天 | 楽天 |
まとめ
それでは、本記事のおさらいをしていきます。
- 足馴染みの良い幅広スキーブーツなら、
【テクニカ】MACH BOA HV 110GW
【ヘッド】EDGE 110 HV GW
【K2】BFC 100 BOA がおすすめ - コスパに優れた幅広スキーブーツなら、
【サロモン】SALOMON SELECT HV 100
【アトミック】HAWX MAGNA 100 GW
ご自身の足に合っていないスキーブーツだと足にかかる負担が大きく、滑りにも影響してくるため、是非こちらの記事を参考にご自身に合ったブーツを選んで下さいね!
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