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この記事ではスキー歴20年以上の著者が実際に使用したスキー板をレビューした記事です。LINE SAKANAのスキー板を購入しようかどうか悩んでいる方、興味のある方の参考になるように実際に使用したレビューやスペックを網羅的に記載しています。是非参考にしていただけると嬉しいです。

- LINE SAKANA はセンター幅が105mmあるため、中級、上級者がパウダーを滑るのに適している
- LINE SAKANAラディウスが15mmと小回りが得意な形状になっているので、ツリーランや急斜面などテクニカルな地形に向いている
- LINE SAKANA は形が魚の尾ひれのようなスワローテールになっており、デザイン的に他の人と被らないので人と違った板を求めている人におすすめ
LINE SAKANAの基本スペック、形状は以下です。
毎年デザインが変わっていますが、形状はほとんど変わっていないと思います。
モデル名 | LINE SAKANA |
サイズ | チップ(トップ): 150mm, ウェスト105mm, テール138mm (全長さ共通) |
長さ | 166cm, 174cm, 181cm |
ラディウス | 15mm(長さ174cmの場合) |
重さ | 1770g (174cmの1本の重さ) |
ロッカータイプ | ロッカー/キャンバー |
素材 | カーボン、フレックスウッド |
※ 2021年モデルの数値

1月, 2月のハイシーズンの北海道や白馬で LINE SAKANA を使用し、急斜面のディープパウダーからツリーラン、沢地形など様々な地形でLINE SAKANAを使用しましたが、不満に感じる点はほとんどありませんでした。特に便利な点がターンしたい場所で思い通りに素早くターンできる点です。ゲレンデと違い木やマッシュなど自然の地形を素早い判断で避ける必要があるバックカントリーでの安心感はとても助かっています。以前使用していた板のラディウスが26で大回りは気持ちよかったのですが、ツリーランでの安心感はラディウスが15のLINE SAKANAに軍配が上がります。
LINE SAKANAの片方の重さは約1700g程です。 近年は1300g前後の軽い板もあり、凄く軽くハイクアップに特化した板ではないですが、板の重さでハイクアップで疲れてしまう事はありません。スキー板が軽すぎると春先のデコボコした雪のコンディションで板が跳ねてしまい、雪面を抑え込むことができない事を考えるとLINE SAKANAは適切な重さだと思います。
これはマニアックな話になりますが、LINE SAKANAはトップが150mmとセンターが105mmの板にしてはかなり太いトップです。この太さがスキー板でラッセルする時に浮力を生み、ラッセルでの沈みが少なく、かつ整地する面積が大きくとても気に入っています。
LINE SAKANA をゲレンデで使用した体験レビューです。LINE SAKANA はゲレンデでのカービングも楽しい板です。バックカントリーやパウダーに適したセンター幅の広い板はゲレンデでは不向きな事が多いですが LINE SAKANA はラディウスが15と小回りが得意な数値なので、ゲレンデでの小回り、中回りが楽しい板です。
ラディウスが15mmであることやスワローテールなど形も一般的な板の形ではないのが注意点です
大斜面をスピードを出して大きな弧を描いたターンをするのには向いていない板だと思います。その場合は直進性に強いラディウス20mm以上の板が良いと思います。
LINE SAKANAは、フリースキー界のパイオニアとして知られるエリック・ポラード(Eric Pollard)によってデザインされたスキー板です。エリックはLINEブランドで数々の人気モデルを手掛け、アーティストとしても活躍するなど、多才な才能を持つプロフリースキーヤーです。SAKANAには、エリックが培ってきたフリースキー文化への深い理解や独自の美学が反映されており、その洗練されたフォルムと操作性が特徴的と言われています。

長年にわたりLINEの開発をリードしてきたエリック・ポラードは、さらなる挑戦と革新を求めて独立し、2020年に「Season(Season Eqpt)」を共同設立しました。Seasonは “より長く、より持続的に愛用できるスキーとスノーボード”というコンセプトを掲げ、毎シーズン入れ替わる大量生産・大量消費とは一線を画したブランドです。シンプルかつミニマルなデザインと、ユニセックスかつ幅広いスタイルに対応できるラインナップを特徴としており、エリックの豊富な経験とクリエイティビティが余すところなく注がれています。
Seasonはスキー板だけではなくスノーボードも展開しているので、スキーとスノーボードどちらもされる方は揃えると家で飾る時にとても格好良いと思います。
• オールラウンドな滑走性能
センター幅105mm・ラディウス15mmというスペックにより、パウダーから急斜面、ツリーランなど幅広い地形で活躍。小回り性能や独特のスワローテール形状が、あらゆるシチュエーションで軽快なターンを可能にしている。
• 扱いやすさと適度な重量
1本約1700gの重さは軽すぎず重すぎず、バックカントリーでのハイクアップや春先の荒れた雪面でも板が安定しやすい。トップが150mmと太めの設計がラッセル時の浮力を高め、さまざまな雪質に対応できる点も魅力。
• 注意すべき点と向いていないスタイル
ラディウス15mmやスワローテールという独特の形状ゆえ、小回りや変化の激しい地形には強いが、大斜面をフルスピードで大回りするスタイルには不向き。中級者以上向けの板という点も含め、用途や滑りの好みに合わせた検討が必要になる。


ユースケ
アウトドアショップに努めた経験があるアウトドア好き。登山歴10年以上、スキー、スノーボード歴10年以上。その他クライミングや川下り、マウンテンバイクなど春・夏・秋・冬アウトドアを楽しんでいる。特にアウトドアギアに精通している。山が好きすぎて東京から長野県へ移住。
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